モノを選ぶときや何かを決める時、どちらにしようか、いつも迷ってしまうのはなぜだろう?
買おうか買うまいか、なかなか決められない。
迷うのに疲れたり、優柔不断な自分がイヤになったりする。
まわりからはウンザリされる。
なぜ選べないのか?決められないそのワケは
「決断力がないんです」「迷ってる自分がイヤ」「ササっと決められるようになりたい」という方、わりといらっしゃいます。
何かを選ぶとき、思考で考えるから迷うのです。
思考で考えると、なぜ迷うのでしょう?
「こっちを選んだら○○かも・・・・」と損得計算をしていることがあったり、
「あなたにそんなもの似合わない」って言われたらイヤだなっていう不安があったり、
「そんな高いものを」って贅沢だと非難される恐れだったり、
頭の中でいろいろな思いが渦巻いているのではないでしょうか。
身の丈に合ったとか、常識の範囲でといったことを、判断の基準にしてしまうことも多いですね。
すると、「本当はこっちがいいのだけど」という自分の気持ちとの駆け引きが始まります。
いつまでたっても決められないし、さんざん迷った挙句に選んだのに、後悔してしまうこともよくあります。
思考で選ぶって、本音で選んでいないということです。
本音で選べないのは、育った環境、両親の言葉や行動、特に母親の考え方や口癖の影響が大きいです。
・自分の欲しいものを選べなくなった。
・本当はどれが欲しいのかわからなくなった。
・自分が決めることに、自信が持てなくなってしまった。
私も、いつの間にかそうなっていました。
学校や仕事に行き、社会とかかわるようになると、
・誰かの都合で作られた決まり、ルール。
・時代や社会の流れのなかで定着した判断基準や考え方。
そんなものが、自分が決め事をする時にも影響してきます。
世間に合わせていないと非難されるのではないか?
それが怖くて、不安で、決められないだけかもしれないのです。
誰かの都合が変わったり、社会の流れが変わってしまうと、そのルールや判断基準や考え方は変わってしまう可能性があります。
自分以外のものを判断基準にして何かを選び、その結果後悔すると、自分の選択に自信がなくなり、自分自身にも自信が持てなくなったりします。
魂は自分が欲しいものを知っている
ルールや判断基準は、「これって、誰が何のために決めたのかな?」と考えてみると、根拠があやふやだったり、今の時代にはそぐわないこともあります。
そういう誰かが作った基準や、社会的な常識で判断するのをやめて、本当はどうしたい?って、自分に問いかけてみてはどうでしょう。
もう小さな子供ではないのだから、親の思惑を気にして選ばなくてもいいのだと、自分に言い聞かせてみてはどうでしょう。
魂は自分が欲しいものを知っています。
そこに気がつけばいいんです。だから、
「私はどうしたい?」
「本当はどっちが好き?」
と自分に問いかけてみればいいんです。
そして直感で「こっち」と思ったものを選べばいいんです。
思考はすぐにその直感を打ち消して、邪魔をしようとするかもしれません。
誰かに何かいわれるかもと、思わせようとしたりします。
そうなる前に、最初に「ピン」っときたものを選ぶんです。
最初は不安かもしれません。
だけど一度、また一度と、そのやり方で選んでみるんです。
そうすると、自分が気分よくいられて、結果的に何も心配なことや不安なことは起こらないことがわかってきます。
だんだん慣れていって、何かを選ぶときに迷うことがなくなっていきます。
ものの選び方一つで人生は変わる
普段の生活の中ではいちいち意識していないかもしれないけど、人生は小さな選択の繰り返しです。
何かを選ぶときに、最初に「これ!」と感じた方を選ぶようにしていくと、直感が鍛えられていきます。
これまでは、気づかずに望んでいない方を選んでいたかもしれないけど、だんだん本音でいいと思える方を選ぶようになってきます。
その積み重ねが、自分を信じることにもつながってくるので、人生の流れがよくなってきます。
両親、特に母親の言葉や考え方の影響は本当に大きくて、呪いに近いものもあるかもしれません。
だけど、気づいて変えればいいだけなんです。
100%本音で生きることを目ざして、今日からは何かを選ぶとき、最初に「ピンっ!」ときた方を選んでみましょう。