ダイエットしよう!そう決意する。
このダイエット法がよさそうだ。
ルール通りに頑張って我慢して、辛い思いにをして取り組む。
今度はイケるかも!
と思ったのに、やっぱりダメだ。続かない。リバウンドした。
本当にがっかりして、またダメだったと、自分の意志の弱さを嘆いたりしていないだろうか。
でも、ダイエットがうまくいかずリバウンドするのと、意志の強い弱いは関係ないとしたら?
意志の力で何とかなる?
太っている理由は
・食べ過ぎ
・甘いものなどの間食が多い
・夜遅い時間に食べる
・運動しない
・ストレスのはけ口をつい食べ物に求める
などが多いと思う。
その結果、太ってしまうのだ。
だけど、「なぜその行動をとってしまうのか?」が解決されないと、原因になっている行動を変えるのは、なかなか難しいかもしれない。
ダイエット法としては、
・炭水化物を抜く
・オイルを抜く
・野菜中心の食生活をする
といった食事制限をするもの。
・野菜をたっぷり食べる
・甘いものの代わりにナッツやスティック野菜を食べる
という、野菜で空腹を満たすもの。
・軽い運動をする(30分ウォーキングなど)
・○○を食べれば痩せるという単品食べ
といったもの。
さらにロングブレス・ダイエット、レコーディング・ダイエットなどなど、いまや数えてもキリがないくらいのやり方があふれている。
野菜が嫌いな人が、いくらダイエットのためとはいえ、野菜をたっぷり食べるのは苦痛なのではないか。
甘いものでないと満足できない状態なのに、ナッツやスティック野菜を食べても、満足はできないのではないか。
それだと、ただ我慢を強いられ、逆に欲求不満が募ったりもする。
体を動かすのが苦手だと、軽いウォーキングも面倒で続かないだろう。
運動のための30分の時間をひねり出すのが難しい、と感じる人もいるかもしれない。
なぜ太る行動をとっているのか、理由が解決されないまま苦手な方法を試しても、やらされている感や、嫌々ながらやっているという思いが強いのではないだろうか。
それではちっとも面白くないし、やり続けることが苦痛になってくる。
それに、自分を太らせている理由にはアプローチしないままなので、元の肥満を招く行動に、簡単に戻ってしまうのだ。
自分を観察してみたことがあるだろうか
人の体のシステムは、ハイスペックのコンピューターも太刀打ちできないくらいの精緻さとバランスで成り立っている。
極端な食事制限などを伴うダイエットは、体のシステムを無視することになるのかもしれない。
一時的には体重が落ちても、リバウンドしたり体調を崩したりするのは、体のシステムに逆らって、支障をきたしているからではないのだろうか。
急激な体重の減少は、脂肪肝を引き起こすという検証結果も出ているそうだ。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20161012/index.html
(NHKためしてガッテンより)
無理なダイエットは、大切な自分の体のシステムを無視することになる。
だから体が悲鳴を上げて、異常を引き起こすのも無理がないのかもしれない。
日常食べているもの、特に好きな食べ物、食べ方やタイミング、体の動かし方、姿勢や歩き方、さらに自分に対する捉え方や他者からの影響などなど。
自分では思いもよらないところに、自分を太らせる行動をとる原因があったりする。
なぜ太っていることを選択しているのか、自分を太らせている理由を知るのが最初なのだ。
すると、痩せられないのが、自分の意志が弱いからではないことがわかってくる。
自分を太らせていた理由を見つけ解決したら、体は痩せる方向に自然に向いてくる。
ダイエットがうまくいかない時には、心のどこかに自分を太らせている理由があるもの。
だからそこを変えないと、いくら痩せようとしても、心が痩せることに抵抗する。
原因を解消しないままのダイエットは続かないし、リバウンドにもつながる。
まずは一度、自分の食べているものや食べ方を観察してみよう。
そして、「それが悪い」「それを変えなきゃ」ではなく、「なぜ私は、私を太らせるような行為をしてしまうのだろう?」と、自分に問いかけてみるのだ。
ダイエットに失敗するのは、意志が弱いからではない。
心の中にある思い込みを見つけて、それを変えれば、ダイエットはうまくいくはず。
自分では見つけるのが難しいという方には、セッションをしています。