ウェル・エイジング

パンケーキって体に悪い?

朝起きてしばらくすると、クゥーっとお腹がすいてきた。珍しく甘いものが食べたいなと思う。

友人に教えてもらった、とても美味しいパンケーキのレシピがあるんだったと、久しぶりに焼くことにした。

 

普通に売ってるパンケーキミックスは使ったことがない。

安心できる材料で作ったものを食べたいから。
それに多分、私には甘すぎるし、ふわふわしすぎているのが好みじゃないから。

 

国産の小麦粉、くず粉、アルミを使っていないベーキングパウダー、キビ砂糖、抗生剤無しの餌で平飼いで育てられた鶏の卵、低温殺菌の牛乳または豆乳。

計る手間だけだ。それらを混ぜ合わせて、バターを溶かしたフライパンで焼く。

 

バターをのせ、蜂蜜をたっぷりとかけ、大ぶりに切って口に運ぶと、ほんのりと甘い匂い。
ふわふわしすぎない、しっかりとお腹を満たしてくれる食感も好き。

普段は朝から甘いものは食べないけど、たまに突然食べたくなる。
口に入れると幸せな気分になる。

 

人が生きていくのに、甘いものは不要だろし、健康でいるためにも、甘いものは必要ないのだろう。
摂りすぎはよくないし、砂糖によって人の体が蝕まれてきたという説もある。

だけど食べると、ひととき幸せな感覚になれる。

 

健康のために、食べるものに気をつけるのはもちろん大事。
だけどストイックになると、逆に健康から遠ざかる気もする。

 

体に入れない方がいいものは、なるべく排除する。
添加物は必要ないと、私は思う。

だけど、農薬を一切使わない野菜やその加工品だけの食生活っていうのは、ちょっと難しい。だから、そのあたりはゆるめに判断している。

 

気をつけて食べるものを選んでいると、害になるかもしれないものが減って、ちゃんとエネルギーを得られるものが入ってくるのだから、体は喜んで応えてくれるようになる。

 

それを体感するようになった。
食べ物を選ぶときに、自分の体が欲しているかいないのか、感覚で分かるようになってきた。

まるで体の声が聴こえているようだ。

 

健康って、そうやって体と仲良くすることで得られていくのじゃないかと思っている。

 

健康でいることには、わりとこだわってきた。
独身の頃にはそこまでなかったけど、子どもができた時、こんなに小さな体に不要なものを入れるなんて考えられなかった。この体を守りたいと思った。

 

食べるものを選ぶようになったけど、体にいいというだけでは、味が今ひとつということもある。

美味しいかどうかも重要なポイントだから、ゆるめのこだわりではある。

 

そんな食べ方を続けていたら、病気とは縁のない体になった。
体調の悪さからくるストレスがないって、とても幸せなことだと思う。

 

日々の生活に自分の想いをこめていると、自分らしさが育まれるし、食べることを大切にしていると、自分らしさを活かすための体ができてくる。

健康でいると、心を穏やかに保つのも楽になる。

 

せっかく何かをやろうとしても、体調が悪いと気分がのらなくなるし、病気になってしまうと、やりたくてもできなくなる。

健康でいることは、人生を楽しむための大前提だと思う。

 

カラダが欲しがっている時は食べてもいいのと、パンケーキを頬張って幸せ気分に浸った。

 

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