龍体文字フトマニ図とは、古代の宇宙感を意味する円形の図形に龍体文字を並べたもので、神様の座席表とも言われているそうです。
世界の創造と森羅万象の営みが表わされています。
中心から外側へ4つの円で構成されています。
右回り左回りと円によって描く方向が決まっていて、文字を二つ飛ばしに描いていきます。
内側から円ごとに意味を見ていきましょう。
龍体文字フトマニ図 中心の円
中心には左回りと右回りの渦が描かれていて、「あうわ」と読みます。
左回りが「あ」、右回り「わ」、中心が「う」です。
「あうわ」は宇宙の始まりを表していると言われます。
左回りの「あ」は男の神様の象徴で、拡大するエネルギー。
右回りの「わ」は女の神様の象徴で、収縮するエネルギー。
男の神様の拡大のエネルギーと、女の神様の収縮のエネルギーによってこの世が誕生したことを表している「あうわ」が、フトマニ図の中心に描かれています。
龍体文字フトマニ図 2番目の円
フトマニ図の内側から2番目の円には、「とほかみゑひため」という文字が書かれています。
神道の唱え文である祝詞(のりと)の一文です。
フトマニ図は文字を二文字飛ばしで読んでいきますが、「とほかみゑひため」の文字を順に二文字飛ばしながらたどると、八つの角を持つ星型の八芒星になることがわかります。
ピラミッドや曼荼羅などの幾何学模様には、その形にエネルギーを集めたり高めたりする意味があると言われます。
同じようにフトマニ図に秘められている八芒星にも、エネルギーを集めてパワーを高めるような意味が込められているのかもしれません。
龍体文字フトマニ図 3番目の円
フトマニ図の内側から3番目の円には、「あいふへもをすし」という文字が書かれています。
神代文字のホツマ文字で書かれた「ホツマツタエ」という文献の最初に出てくる「あわの歌」という歌の頭文字になっています。
五穀豊穣を願う歌とされています。
また、日本語の48文字のエネルギーが込められていて、48文字の音の力によって五臓六腑や魂が整うともいわれているとのこと。
フトマニ図にあるあわの歌の頭文字「あいふへもをすし」を唱えるだけでも、あわの歌を1回唱えたのと同じエネルギーが発生するといわれているそうです。
また、「あいふへもをすし」を順にたどっていくと、「とほかみゑひため」とは逆の右回りの八芒星になり、ここにもエネルギーが込められています。
龍体文字フトマニ図 外側の円
一番外側の円には、「やま、はら、きに、ちり、ぬう、むく、えて、ねせ、こけ、おれ、よろ、その、ゆん、つる、ゐさ、なわ」という、二文字ずつセットになった32文字が配置されています。
一文字ずつに意味がありますが、二文字ずつが持つ意味もあります。
龍体文字フトマニ図には、宇宙の創造、森羅万象、お祓いの祝詞、五穀豊穣、健やかな心身への願い、エネルギーの八芒星が描かれているのです。
フトマニ図を描いたり、描いたものを飾ったり、持ち歩いたり、身につけたりすることで、たくさんのパワーをもらうことができるのではないでしょうか。
運気を上げるために、龍体文字フトマニ図を活用するとよさそうですね。
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