何をやっても中途半端で、すぐネガティブになって落ち込む。
仕事も人間関係も恋愛もうまくいってない。
親から構ってもらえなかったり、愛されないで育つとそうなりやすいそうだ。
私も、親からないがしろにされた、大事にされなかったという思いが強い。
望みとはほど遠いこんな人生は、どうしようもないのだろうか?
と、私もかつて思ってきたし、ご相談もよくいただきます。
もう何もかもうまくいかなくて、絶望しそうになった時、あんなふうに育てられたからだと、親への恨みはとても大きかったです。
世間には、毒親とかアダルトチルドレンとかいう言葉があります。
言葉の定義からみると、親と私もあてはまっていました。
人生が満たされてないとか、幸せだと思えない状況におかれて、モヤモヤウツウツしている気持ちを抱えている自分。
その自分を「誰かのせいでこうなったのだ」と、納得させるのに、毒親とかアダルトチルドレンという言葉は拠りどころになるのかもしれません。
でも自分の人生は、自分でしか決められないし、誰も責任は取ってくれないのです。
自分の人生に責任を持てるのは自分だけ。
なのに「親のせいで」って思っている私は、「責任」というところに問題があるのではないかと、」ある時感じ始めました。
もちろん、子どもが育っていく過程で、親の影響は絶大です。
でも、どんなに影響を受けても、自分の現実を創りあげているのは、自分自身の意識なのだ。
という認識を持つようになって、私は自分の人生に責任を持てていないことに気がつきました。
何をやってもうまくいかない、
どうせ自分は中途半端、
生きているのが辛い、
と、人生が思うようにいかなくて、絶望しそうになっている時は、
私って何やってもダメだなぁ、
私ってかわいそう
でも誰も助けてはくれない
どうすればいいのかわからない、
と八方ふさがりで、どうせ私なんかって、自分を憐れんでしまいます。
私がどん底の時も、まさにそうでした。
その時は「かわいそうな自分」しか見えていなかったので、思ってもみなかったのですが、
その状態の私って、ものすごく傲慢なんです。
そして、自分のことを見下しています。
私は悪くない、弱い自分でいたら誰かが何とかしてくれるという、ズルい意識も働いています。
弱い自分でいると、自分で何かをしなくていいんです。
出来なくても、誰かのせい、何かのせいにしておけます。
自分の人生に責任を持てずにいる状態です。
子どもの思考のままでいるってことです。
体が大人になってくると、思考も成長して大人の思考になっていくと思ってしまいがちだけど、そうではないようです。
肉体を持って地球に生まれてきたからには、人として社会で生活をしないと、生きていけません。
だから成長するにしたがって、大人として自分の人生に責任を持つことを、身につけないといけないのです。
だけど、何らかの理由で、それを避け続けてきたとします。
すると、外見は大人になっても、思考は子どものままなんです。
自分では、避けてきた意識はありません。
自分がいまだに子どもの思考のままでいるということに、気づくこともできないのです。
仕事や、人との関係がうまくいかなくて、世間に相手にされていない、人から認められていない気がする。
と感じたら、それは当たりまえ。
だって、自分が社会(世間)を相手にしていないから。
社会で生きるために必要な、責任を取ろうとしていないのだから。
それなのに、育った環境や親のせいにして、自分を憐れんでいるって、傲慢なことだとわかって、私は愕然としました。
もともと完璧な存在として生まれていてる自分を、ダメでかわいそうで見捨てられた人間だと思っています。
「あんたなんかこの程度なのよ」と、自分を見下していたのです。
さらに自分だけでなくて、「どうせ私なんか」としか思えない自分を作りあげた「親」のことも見下しています。
あなたたちが、ちゃんと育ててくれなかったから、育て方が悪かったから、私はこうなったのよって。
自分や親、兄弟、親族などの身内との関係を「自分の内側の世界」、
社会を「自分を取り巻く世界」とすると、
自分が内面世界に対して発しているものは、自分を取り巻く世界から同じものとして返ってきます。
自分が発した周波数やエネルギーと同じレベルのものを、受け取ることになるんです。
だから自分や親を見下していると、周りから見下されている気がする出来事が起こります。
跳ね返して這い上がろうとしても、這い上がれないのです。
内面世界に発しているものを変えないと、周りから受け取るものは変わらないのです。
どうするかというと、まずはそういう自分に気づいて、自分はそんな状態でいるんだと認めるのです。
仕事がうまくいかない、人とうまくやっていけない、私ってダメなの、それは親のせいなの、と感じているときは、
うまくいかないのは、自分や親を見下していることが反映されているのだな
と受け取ってみると、視点が変わってきます。
そして、「自分の内面をどうやって変えればいいのだろう?」と自分に問いかけると、脳はその方法を探しはじめます。
現実を変えたい、人生を変えたい、このままじゃイヤだと思ったら、これまであなたを創ってきた意識を変えること。
長年の癖になっているものを変えていくのだから、少しずつやってみるといいでしょう。
現実が望み通りでない本当の原因を知り、根本から変えて、本音で心自由に生きるための一歩になります♡